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DC-109 Christopher Cross 「The Cafe Carlyle Sessions 」

2009年06月06日 20:01


DC-SOUNDS masterpiece200 名盤探検隊 
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音楽は聴き手の音楽的素養や感性を求めるため、
音楽家とオーディエンスとの音楽的感性の隔たりが大きいと、
その音楽に共感を得ることは難しい。
優れた音楽家はその隔たりを理解したうえで、
音楽を作る妙芸を成し遂げてしまう余裕がある。

稀に音楽家とオーディエンスの感性の逆転が起こることがありますが、
これは例外中の例外であるか、もともと音楽家を名乗る前提として、
疑問を呈しざる負えない場合に限ります。

音楽を芸術と捉えるかエンターテイメントと捉えるかによって、
その音楽のあり方が変わってくると思いますが、
あまりにオーディエンスに媚びた音楽を作り出すことは、
音楽そのものをつまらないものにしてしまう。
自己に集中した自己満足的創作物が、
結果として多くの人の共感を覚える音楽であることが、
理想をいえばもっとも好ましい形といえるかもしれない。

AORといえば必ず名前が挙がる人たちでも、
世間一般にその名が知られる人は稀であることが多い。
AORというジャンルが世間によく聴かれる音楽ではないからなのか、
若者主体といえる音楽市場において、若者がこの手の音楽を嗜好しないからなのか、
ただいずれにしても、AORという音楽をその質的なレベルで考えた時、
良質な音楽のわりには巷には溢れない音楽ジャンルの一つかもしれない。

世間に知られないAORでも、最も知られる人の一人がこの
Christopher Cross(クリストファー・クロス)ではないだろうか。
かつてアルバムがグラミー賞を総取りした時代、AORが最も市民権を得た時代であった。
彼の歌声は類稀な美声をしている。男性とは想像しにくいクリアでソフトで、
ちょっぴり切ないハートフルヴォイスなのである。
ここに優れたソングライティングと卓越した演奏家がバックアップすれば、
名曲が生まれるのは間違いない。


Christopher Cross(クリストファー・クロス)はギターの腕前もかなりのもので、
デビュー前はハードロックを演奏していたそうだ。
だがやはり彼の歌声とマッチする音楽はメロウなメディアムバラードであろう。
一時期、ハードな曲調のレコードを発表していた時期があったが、
この作品は彼の名曲をジャズテイストにアレンジし直したセルフリカバー集である。
アルバム全体にしっとりした雰囲気があり、
オリジナル曲のギターソロのパートをサックスがソロを取っている。

近年、ビルボードライブでのライブステージパフォ-マンスが多い
Christopher Cross(クリストファー・クロス)ですが、
このアルバムのスタイルのライブが好評を得ているようです。
やはりハードよりもソフトな音楽が彼らしいと、改めてこの作品を聴いて思いました。

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