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DC-078 Airplay 「Airplay」

2008年07月20日 05:07


DC-SOUNDS masterpiece100 名盤探検隊 
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埼玉のFMラジオ局にNack5という有名なラジオ局がある。
関東近辺に住んでいる人なら聴いたことがあるかもしれない。
当時神奈川県の山間に住んでいた私の家で埼玉のFM番組にチューナーを合わせて聴くことは
天気の状況しだいで変わったものだが何とか電波をキャッチすることができた。

今から10年ぐらい前当時大学1年生だった私は毎日狂ったように洋楽を浴び続け
飢えたように名曲やヒット曲を探し続けていた。
手っ取り早い方法はコンピレーションアルバムを買って
気に入ったアーティストのベストアルバムを聴くことだった。
そしてライナーノーツを読みさらに他のアーティストへと派生していった。
同時にラジオも欠かせない存在だった。
最も使えたラジオはJ-Wave(ジェイ・ウェイヴ)で、
週間のラジオ番組とDJの名前を空で言えた程に頭にインプットされていた。
夜10時過ぎ頃、チューナをいじっているとある曲を流している番組にぶち当たった。
それがNack5の「ザ・ブリンク」という番組だった。
この番組は2年ばかり続いたが今でも名番組だったと信じて疑わない。
この番組のDJを勤めていたのはアリ・モリズミさんという人だった。

70年代から80年代まで年代を問わずとにかく名曲を流し続けるという、
当時の私にとっては格好の番組に他ならなかった。
あまりにもいい番組だったので、古くからの親友にも紹介したところ
彼も気に入ってくれたようで共にこのラジオ番組をチェックしていた。

その時流れていた1曲が「Cryin All Night」だった。
David Foster(デヴィッド・フォスター)の重厚なキーボードに、
Jay Graydon(ジェイ・グレイドン)のギターソロを重ねたイントロからスタートする。
小刻みに多彩な転調を重ねていくDavid Foster(デヴィッド・フォスター)は
この時代の彼の特徴でもあり、ヨロヨロと繊細に進みながらも、
跳ねるようなグルーヴがあり先が読めないスリル感があった。
AORファンの多くはこのロック的だったDavid Foster(デヴィッド・フォスター)を支持する人が多い。

この曲はJay Graydon(ジェイ・グレイドン)のボーカルの実力の高さを知らしめるものでもあった。
メロウでキーが高く、張りがあり、理想的なAOR的声質をもっていて
それは湿度の高い真夏の暑い日差しの中でよく冷えた清涼飲料水を飲む爽快感にも似た感覚を呼び起こさせるものだった。
どうしても自分で歌うことのできないキーの部分は
Tommy Funderburk(トミー・ファンダー・バーク)を抜擢することで乗り切った。

そういった歌うことも曲を作ることもエンジニアとしての実力も兼ね備え、
誰よりも長けていたJay Graydon(ジェイ・グレイドン)だったが、
彼自身は超絶なテクニックを有する世界有数のギターセッションマンを本業としているから恐ろしい。
彼のギターソロはAORの一つの形を作り上げただけでなく、ギターリストが最も栄えわたる
ギターリストとしての一つの生き方も示したとも言える。
それはハーモナイズドさせたギターソロを曲の間奏に織り交ぜることによって、
ギターリストただ一人にスポットライトが当たる瞬間を曲の中に作ることだった。
聴き手に来るぞ来るぞと期待感を持たせる曲編成を作り、期待通りの完璧なギターソロを展開する。
甘酸っぱくてナイーヴな彼のギターソロは聴き手の涙腺を緩ませ感情を押し上げる力を持っていた。
このギターソロを聴くためだけに曲を集めるAORファンも多い。
このギターソロが1分以上続くものがあり、それは俗に言うグレイドン3大ギターソロとして親しまれている。


その後もNack5のザ・ブリンクでも頻繁にエアプレイの曲はオンエアされ
惜しまれながら番組は終了した。
ここからは余談ですが、友人は深夜のコンビニでバイトをしていた。
ある日友人の家に遊びに行くと、何の話だったか、
いつもハンサムな人が夜明け前にキャットフードを買いに来るという話をしていた。

これはホントのことだが、何の因果関係もないのに、
友人はその人のことを勝手にDJアリさんのイメージとして膨らませていてそれを前から私に話をしていた。
ある日友人が番組を聴けないとき、番組で一枚のハガキが読まれた。
当時横浜にはズーラシアという動物園ができたばかりで、そこに遊びに行くというメッセージだった。
その時「僕はズーラシアの近くに住んでいて、よく下駄を履いてコンビニにキャットフードを買いに行くんだ。」
と話していたのだが、なぜかこれがどうしても気になって後日友人にこの話をした。
なぜなら、それは親友のバイト先のコンビニが、ズーラシアの近くだったからだ。
そこでまさかとは思い2人で真相を明らかにするため、Nack5のHPでアリさんを確認してみることにしたのだ。
すると、そのまさかが起こったのだった。
毎朝コンビニに買い物をに来ていたのは、我々のヒーローでもあったDJモリズミ・アリさん本人だった。
あまりの驚きと嬉しさで我々は番組にメールを打ったのだが、
その後、DJモリズミ・アリさんがコンビニ姿を現すことはなくなってしまったという。
申し訳ないことをしたと思っています。(またブリンクの再開を希望します。)

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