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DC-094 Pat Metheny Group 「Travels」

2009年01月11日 02:29


DC-SOUNDS masterpiece100 名盤探検隊 
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Pat Metheny Group(2008-2009)Blue Note Tokyo 08.12.30-09.1.08 1st
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やはり何度聴いても、どう考えても、Pat Metheny(パット・メセニー)の音楽ほど
情緒的で神秘的で、ロマンチズムに満ちた美しい音楽にいまだ出会ったことがない。
荒んだ心を一掃する魔力が彼のギターと音楽には内包している。

それはパット・メセニー・ミュージックという代名詞として、
一つの音楽ジャンルとして形作られたとしても、おそらく誰一人として、
Pat Metheny(パット・メセニー)が醸し出すこの音楽ミステリーのごとき
音楽宇宙を創り出すことはできないだろう。改めてそれを感じさせたライブだった。

年末年始に掛けて、久しぶりにPat Metheny Groupがライブを行った。
場所は表参道・青山にあるブルーノート東京。
スタジアムを満員に出来る程の彼らにしては小さな箱であるが、
小さなライブハウスでの臨場感を体験できるまたとない機会だった。
メンバーは盟友Lyle Mays (ライル・メイズ)、Steve Rodby(スティーヴ・ロドビー)、
Antonio Sanchez(アントニオ・サンチェス)の4人編成。

PMGはメンバーに流動性を持たせることで、その編成によってカメレオンのように
色合いを変幻自在のように変え、それを音楽に反映させてきた。
Lyle Mays (ライル・メイズ)、Steve Rodby(スティーヴ・ロドビー)の二人の固定は
もはや当然として、超絶技巧ドラマーAntonio Sanchez(アントニオ・サンチェス)も
固定メンバーとなったような感がある。
Pat Metheny(パット・メセニー)は自分のソロツアーでもサンチェスを同行させており、
かなりのお気に入りのドラマーであるのだろう。

ニューアルバムリリース後に定期的にツアーを続けてきた彼らは、
「The way up」以来ニューアルバムがないということもあって、
今回、何を演奏するのかは注目された。
PMGのウェブでは、PMG・クラシックが聞けるというふれこみだった。
PMG30年の歴史の中でECM時代の名曲を、いま再び多く聴くことが出来るのはめったにないケースで、
非常に期待に満ち溢れてライブハウスへと向かった。

PMGの人気の高さもあり、2週間近く連日ソールドアウトであったようだ。
メセニーはやはりトレードマークの黒縞模様のロングTシャツを見にまとい、
定刻どおり颯爽と現れ、無言のまま演奏に入った。期待通りの演奏曲目で、
そのクオリティの高さはすさまじいものであった。
PMGのライブアルバム「travels」を髣髴とさせる演奏で、
当時よりも数倍も経験と研鑽を積んでいる彼らが今改めて当時の演奏曲目をやるのだから
当たり前ではあるが、言葉では表せない息の合いようだった。

多くは「ファースト・サークル」、「オフランプ」などECM時代の曲を中心に次々と演奏された。
中でも、個人的に最も痺れた曲は「思い出のサン・ロレンツォ」であった。
1stステージは80分近く行われた。2ndステージは違う曲目が演奏されたようだ。
今回のツアーを存分に楽しむには1,2ステージ両方鑑賞する必要があったかもしれないが、
素晴らしいライブだった。

本作「travels」は1982年リリースのライブアルバム。
おそらく、これまで聴いたライブアルバムの中で最も優れたライブアルバムと言えよう。
今回のステージの演奏を聴く限り、おそらくこの「travels」を上回るステージ
が展開されたのではないかと思う。
この1,2のステージを出来ればレコードとライブDVDとしてリリースして欲しいと心から願いたい。
あの感動をあの一時の時間だけに閉まっておくには、あまりにもったいなすぎる。
感動の音を是非、世界に発信して欲しい。

Pat Metheny(パット・メセニー)と同じ時間、同じ時代、同じ空間を共有し、
生きられたことを光栄に思う。

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