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DC-156 Pat Metheny Unity Group 「KIN(← →)」

2014年02月08日 21:04

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パット・メセニーの新作『KIN(← →)』が届いた。The way up以降パット・メセニーは自身のグループPMGの活動を控え、ソロの音楽活動が盛んになっていた。中でも話題作となった「Orchestrion」は様々な意味で大きな反響を呼んだのも記憶に新しい。「Orchestrion」は音楽シーンの中でここまで想像性と実験性・冒険性に満ちたミュージシャンがメセニーの他にいるだろうかと改めてそう感じさせたほど、度肝を抜く挑戦的な作品だった。名実ともに天才の名を欲しいままにするミュージシャン。ジャズギターリストやジャズというカテゴリー枠にとどまらない真の音楽家。


そろそろ、PMGの新作が欲しいと思っていた矢先に発表されたのがPat Metheny Unity BAND(パット・メセニー・ユニィティー・バンド)なる新たな音楽プロジェクトだった。クレジットには盟友Lyle Mays(ライル・メイズ)やSteve Rodby(スティーヴ・ロドビー)の名はなく、Chris Potter(クリス・ポッター)(sax)、Ben Williams(ベン・ウィリアムス)(b)、Antonio Sanchez(アントニオ・サンチェス)(ds)の技巧派3人を加えた4人編成のバンドだった。ワールドツアーを行い、ここ日本にも来日。メセニーにとってサックスの導入は『80/81』以来の試みで話題となった。それから2年がたち、先日発表されたのが、このPat Metheny Unity Group(パット・メセニーユニティー・グループ)と名乗る新編成バンド。前述の3人に加えマルチ・ミュージシャンGiulio Carmassi(ジュリオ・カルマッシ)が新たに加入された5人編成に進化された。


作品を一通り聴き終えて感じたのは雄大かつ壮大でダイナミックなPat Metheny(パット・メセニー)が戻ってきたと感じた。ここ数年に感じられたコンテンポラリージャズからよりGEFFENレベール時代のパット・メセニー・ミュージックよりに回帰した印象を受けるが、やはりLyle Mays(ライル・メイズ)のピアノがない分PMGとは一線画す。どちらが良いとかではなく。本作ではORCHESTRIONICS(オーケストロニクス)やヴォイスも導入されてる。私たちはもはや前人未踏の世界にとうの昔に踏み込んだメセニーがさらにその先にある音楽的銀河へと突き進もうとしている瞬間を体験している。聴き応えのある好盤である。



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