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DC-152 State Cows 「The Second One」

2013年06月01日 02:03

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2010年に北欧から現われた新星AORバンドState Cows(ステイトカウズ)から3年ぶりに新譜が発表された。State Cows(ステイトカウズ)はDC-119 State Cows  「STATE COWS」でも触れたが、Daniel Andersson(ダニエル・アンダーソン): vocals, guitarとStefan Olofsson(ステファン・オロフソン): keyboards, vocals 二人のユニットバンド。彼らのサウンドは1980年代初頭に風靡したAORサウンドにあったメロウネスやパッション、アンビエンスを現代に忠実に継承しながら再現したものといえるだろう。

そういう意味では、State Cows(ステイトカウズ)の音楽は過去のサウンドの焼き直しなのだろうか。確かに、いかにもといったサウンド・タッチが随所に垣間見えることは否めないが、彼らがリスペクトし、思い描いてきた音のユートピアがどんなものなのかが、この作品を聴くとよく分かる。そして、そのユートピアは我々がAORに求めていたあの音そのものであることに気がつくのだ。

 
滝のように叩きはじきながら転調を繰り返すキーボード伴奏は、かつてTOTOのDavid Paich(デヴィッド・ペイチ)やDavid Foster(デヴィッド・フォスター)が多用したリズムパターン・アレンジに良く散見されてきたものであるし、間奏にギターソロを挟み、これをハーモナイズドさせる手法。キーボードとギターソロをユニゾンさせて曲を展開する。

多くを聴いてきた愛好家は、恐らく思わず頷き、聴くにつれてよく塾考されていると感じることだろう。そしてその音の数々から連想されるのは、Pages(ペイジス)やNielsen Pearson (ニールセン・ピアソン)、Steely Dan(スティーリーダン)、Alan Parson Project(アラン・パーソンズ・プロジェクト)、Airplay(エアプレイ)そしてTOTOである。

彼らはかつてSteely Dan(スティーリー・ダン)のトリビュートバンド“2nd Arrangement”でライヴを続けてきただけあり、「I Got Myself Together」や「Center Of The Sun」ではそのあたりを匂わす。特に『Countdown To Ecstasy』(1972) や『The Royal Scam』(1976) の頃のSteely Dan(スティーリー・ダン)だろうか。

全曲でギターソロをフューチャーさせる作りになっているのも本作の特徴で、各楽曲にソロイストを迎い入れてる。前作でも話題に挙がったが、敬愛するJay Graydon(ジェイ・グレイドン)も今回1曲ギターソロを提供している。他、Michael Landau(マイケル・ランドウ)や近年北欧AOR界隈で頻繁に顔を出すPeter Friestedt(ピーター・フリーステッド)、そしてAlan Parsons(アランパーソンズ)との活動で知られるギターリストIan Bairnson(イアン・バリソン)他が参加している。ボーカルではBill Champlin(ビル・チャンプリン)がクレジットされる。
個人的に特に気に入ったのは「I Got Myself Together」だった。ここでのギターソロを弾くIan Bairnson(イアン・バリソン)は、Elliot Randall(エリオット・ランドール)を思わせる。今後の彼らのさらなる成長に期待したい。




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