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DC-0101 Journey 「Frontiers」

2009年02月25日 23:22


DC-SOUNDS masterpiece100 名盤探検隊 
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21世紀も早や10年目に差し掛かろうとしている現在において、
1980年代当時、絶大なる人気を誇った多くの大物ロックバンドは忽然と姿を消してしまった。
振り返れば、彼らは一部の音楽愛好家たちから産業ロックと揶揄されていたものの、
その一方で多くの大衆の心を掴んでいた。

冷めた目で見れば陳腐であざといメロディとして一蹴されてしまうのかもしれないが、
だが、それでも私は彼らの音楽が好きだった。
音楽論や精神論を抜きに、ただ気持ちよい音楽というごく自然な感情に身を任せてみれば、
なぜだか不思議と明るくメロディアスなこのギターロックは、
若年の眠っていた熱い闘志を呼び起こし、いつしか明日への希望の糧となる泉になり得るのだった。

多くの同胞達が音楽シーンから次々と消えていく中で、
いつまでも頑固なまでに自分達の音楽アイデンティティを貫き通してきたバンドがいた。
JOURNEY(ジャーニー)だ。
もはやおなじみのコガネムシのジャケットデザインも微笑ましい。
全盛期から30年という月日を経て、ボーカリストの交代という紆余曲折を経ながらも、
粘り強い、熱い闘志をひたすら追い求め続けてきた想いが、
再びシーンの最前線に不死鳥のように甦えさせると誰が予想できただろう。
2008年、このハードロック不振の時代に、新ボーカリストを迎えて発表した新作が全米5位を記録した。
おそらく多くのJOURNEYファンが歓喜し、涙したことだろう。
フィリピン出身の新生ボーカリストArnel Pineda(アーネル・ビネダ)の歌唱力は
まさに驚愕に値するものだ。

今から40年ほど前、Santana(サンタナ)のバンドから独立した
名ギターリストNeal Schon(ニール・ショーン)はJOURNEY(ジャーニー)を結成し、
名ボーカリストSteve Perry(スティーヴ・ペリー)、さらに元BABYS(ベイビーズ)から
Jonathan Cain(ジョナサン・ケイン)を向かい入れ、今あるJOURNEY(ジャーニー)の
JOURNEY(ジャーニー)たる音楽の確立に成功した。

その完成した音楽たるや、Neal Schon(ニール・ショーン)の泣きのギターソロを基調として、
Steve Perry(スティーヴ・ペリー)の唯一無比の高音ハスキーボイス、
そして、ドラマティックに何度も転調を繰り返すJonathan Cain(ジョナサン・ケイン)の
華麗なキーボードは絶妙なコンビネーションであった。
時にハイテンションなハイテンポ・ハードロック、時に郷愁のロマンティックバラードと、
憎らしいほどメロディは計算され、我々を夢の旅路へといざなった。
本作「Frontiers」そんな彼らの全盛期といってもいい名盤の一つであろう。

だが、名ボーカリストSteve Perry(スティーヴ・ペリー)脱退を機に、
このコンビネーションのバランスが崩れはじめ、JOURNEYは長い間迷走する。
ロックバンドにとって、ボーカリストは非常に重要なポジションを担っているため、
ボーカリストの交代はバンドカラーを大きく変える。
バンド生命の終焉を意味するといっても過言ではないこの大きな危機は、
多くのバンドが遭遇し、その多くがこの困難を乗り越えられない。
ボーカリストが偉大であればあるほどバンドに与える影響は、
計り知れないほど強大なものとなってしまう。

Steve Perry(スティーヴ・ペリー)に声が似ていると囁かれたSteve Augeri
(スティーヴ・オージェリー)を向かい入れ、
新生JOURNEY(ジャーニー)として再出発を図ったのが2001年。
Steve Augeri(スティーヴ・オージェリー)は優れたボーカリストだった。 
ファンの多くから一定の評価を勝ち取り、Steve Augeri(スティーヴ・オージェリー)が
JOURNEY(ジャーニー)の中継ぎとして担った功績は大きい。
彼なくして今のJOURNEY存続はあり得なかった。

しかし、どこかSteve Perry(スティーヴ・ペリー)の幻影を追っていることも否めなかった。
Steve Augeri(スティーヴ・オージェリー)を迎えた2作目「GENERATIONS」(2005)を発表するが、
迷いを拭いきれていない彼らが、その楽曲から垣間見えた気がした。

Steve Augeri(スティーヴ・オージェリー)の脱退、
新ボーカリストとして発表されたJeff Scott Soto(ジェフ・スコット・ソット)など
再び情報が錯綜して、JOURNEY(ジャーニー)は迷走に迷走を続けた。
普通のバンドならここで終焉を迎えていたに違いないが、
彼らは見事なまでにシーンに返り咲いた。
ファンも嬉しいが、やはりJOURNEY(ジャーニー)を40年間支えてきた
Neal Schon(ニール・ショーン)が一番嬉しかったのではないだろうか。
JOURNEY(ジャーニー)が今月来日する。

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