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音楽コラム 「音楽ガイドブック」

2013年03月10日 01:43

新しい音楽・ミュージシャンとの出会い方は人様々だ。フラッとCDショップに立ち寄ってジャケット買いする者もいれば、ショップの売れ線ランキングを漁る者、視聴ブースの推薦盤を聴いて購入するもの。ラジオで偶然耳にした曲。コンピレーション・アルバムで知る者。CDの解説に書いてある関係ミュージシャンを芋づる式に渡り歩く者。インターネットから情報を得る。私の場合でいえば、そのどれも該当するのが実際のところで、最近はコンピレーション盤から知るということは殆どないが、洋楽を聴き始めた中高生の頃は、インターネットもまだまだ普及していなかった時代で、レンタルCD屋でヒット曲が詰まったコンピアルバムを片っ端から聴くのが手っ取り早い方法だった。そんな学生時代の情報源やクラシックミュージックを体系的に整理するのに役立ったのが音楽ガイド本だ。中でも当時、手垢がつく程読み込んだガイド本を2冊紹介したい。


『90年代リスナーのための280アーティスト500枚』(音楽之友社)

無題

この本は今や古い本だが、ロック黄金期の60~70年代後半のクラッシックロックを体系的に知る上で、素晴らしく整理された名著である。本の初めにはロックの流れの図が示され、フォーク、カントリー、ブルース、ゴスペルの流脈かR&B、フォークロック、サイケデリック・ロック、ブラスロック、サザンロック、プログレッシヴィロック、ハードロック、パンクムーブメント、ニューウェイヴなどへ60年から70年代に派生展開していく様が描かれており興味深い。Part1ではRock Greatests40と題して、最も重要な40ミュージシャンをセレクトして、作品を5枚紹介する構成。ビートルズから始まりピンク・フロイド、レッド・ツェェペリン、エルトン・ジョン、キャロル・キングなどロック・クラッシックの基本中の基本ミュージシャンを解説。Part2では202枚のレコードを紹介し、押さえておくべき名盤・名ミュージシャンを網羅している。本誌紹介のレコードは、多くの愛好家や音楽家によって聴き続けられ、言わば時の洗礼を受けて現代まで愛聴され続けてきたものばかりである。これらを知ることは自身の音楽素養が養われるばかりでなく、音を聴く感性が磨かれ、新しい音を相対的に判断することできるようになるだろう。購入して10年以上になるが未だに本書に目を通している。


『AOR Light Mellow Remaster Plus』(エクシードプレス)


light.jpg

もはや本書はAOR愛好家達のバイブルとも言うべき書籍である。音楽ライターでも有名な金沢寿和氏の詳しい読みごたえのある文体でAORの290アーティスト330枚をフルカラーで丁寧に解説している。紹介されているブツの中には、当時入手困難な、いわゆるマニア泣かせな激レア盤のようなものも紹介されていて、本書がきっかけで世界初CD化されたものも少なくない。本書で紹介されるミュージシャン・作品をすべて聴けば、かなりのAOR通となるだろう。近年、本書の追記本が切望されており、毎年出るようなことが巷で囁かれているが、人気ライターである著者の多忙による影響か未だ実現しておらず、追記本リリースの一報が待たれるところでもある。また、本書のような解説書は世界的にみても貴重であり、英語版のようなものも出れば、世界中の愛好家からも好評を得るのではないかと思われる。




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コメント

  1. まこと9957 | URL | z8Ev11P6

    はじめまして 金沢さんの本、なかなかでませんね。ご本人は数年前にそろそろ出ますと言っていたのに・・・中田氏も執筆中のようですが、あっと驚くようなアルバムが掲載されているのを楽しみにしております。

  2. Z.M. | URL | -

    はじめまして。
    あっと驚くような作品(愛好家泣かせ?)は楽しみですね。
    この世界、まだまだ掘り当てるところたくさんあるような気がします。
    氏らの精力的な活動でかなりの作品が復刻しました。

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