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DC-148 John Mayer 「Battle Studies」

2012年07月22日 02:23

john mayer



ほぼ3年に一枚のペースでコンスタントに発表し続け、遂に待望の5枚目のアルバム『Born and Raised』を発表した。目下、音楽が純粋に音を楽しむ、音だけで勝負する風潮から、ますます遠ざかっていることが否めなくなってきた現代のポピュラー音楽の環境で、どれだけ新作を楽しみにできるミュージシャンがいるだろう。そんな中、到着した新作『Born and Raised』を拝聴して、やはりこの人は現代のミュージックシーンの中でも他とは一線を画した位置に立てる人物だと改めて感銘した次第だった。

現在34歳のJohn Mayer(ジョン・メイヤー)は2001年『Room for Squares 』で華々しくメジャーデビューした。作曲・作詞能力だけでなく、名ギタリストStevie Ray Vaughan(スティーヴ・レイボーン)に影響を受けたとされるギタリストとしての実力を高らかに主張し、Eric Clapton(エリック・クラプトン)など、世界に名だたるギタリストから一目置かれる存在へと飛びたした。 ギター1本にTシャツ、ジーパン姿といったラフなカジュアルスタイル。特徴的なスモーキーヴォイス、眩しすぎる程の清々した軽快なリズム、聴き心地の良い分かりやすいポップなメロディーからポジティヴなメッセージが迸っていた。ルックスの良さも後押しし、冷え切っていたアメリカンロックのミュージックシーンで瞬く間にスポットライトが当てられ、グラミー賞も獲得した。2作目『Heavier Things』(2003)を発表。前作と比較して少し硬質的音質な印象を受けたもののバンドアンサンブルも冴えわたる好作を発表した。3作目以降からやや内向的な音作りへと変化してきた。これをポジティヴで疾走感のある音を求める愛好家からは不評を買ったが、さらに音が研ぎ澄まされたとより高く表する愛好家が大半を占めたようだ。 音の数を減らして自身の歌声を全面的に押し出した作風は、本作『Battle Studies』でより明確化されたと言えよう。
 
ぼやけた浮遊感が作品全体を覆っている。このゆったりとした流れが心地よい時間の流れを作り出してくれる。この作品は本人が失敗作だったといっているような話も聞くが、AOR的な佇まいをもつ名作だと信じて疑わない。



Related Disc
DC-051 John Mayer 「Room For Squares」

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