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DC-137 Steve Perry  「Street Talk」

2011年07月17日 01:12

<steve perry



不死鳥のように復活を果たしたJourney(ジャーニー)がJourney(ジャーニー)の楽曲としてあるためには、どうしてもSteve Perry(スティーヴ・ペリー)の声質が必要だった。Queen(クリーン)のFreddie Mercury(フレディー・マキュリー)、Aerosmith(エアロスミス)のSteven Tayer(スティーヴン・タイラー)よろしく、そのバンドと音楽性とは切り離すことができない強烈な個性。Journey(ジャーニー)もまたそんなバンドの一つだった。ギターリストのNeal Schon(ニール・ショーン)は新ボーカリスト獲得にはとにかくSteve Perry(スティーヴ・ペリー)の声質にこだわり続けた。彼はJourney(ジャーニー)の音楽性と個性がSteve Perry(スティーヴ・ペリー)の声質なしに再結成はあり得ないということを十二分に分かっていたのだろう。

本作は、1970年代後半から1980年半ば、特にJourney(ジャーニー)が最も乗りのっていた時代のSteve Perry(スティーヴ・ペリー)のソロ・アルバム「Street Talk」である。唯一無比とも言える名ボーカリストSteve Perry(スティーヴ・ペリー)独特の熱くみなぎる熱唱が、Westcoast/AORの名ソングライターRandy Goodrum(ランディー・グッドラム)との共作による美しいメロディーを持つ楽曲で堪能することができる一品である。

メロディアス・ハードロック畑を歩いてきたSteve Perry(スティーヴ・ペリー)とソフト&メロウ、Westcoast/AOR/JAZZ畑のソングライターRandy Goodrum(ランディー・グッドラム)の組み合わせは一見すると全くの畑違いの組み合わせのように思えるが、結果的にこの組み合わせは我々が思いもしなかった音楽反応を生み出したことをこの作品から感じ取ることができる。

面白いことに、実はこれは本人達もこのマッチングに初めはピンと来なかったのだという。プロジェクトの依頼はSteve Perry(スティーヴ・ペリー)本人が、Randy Goodrum(ランディー・グッドラム)の自宅に直接電話をかけてきたことから始まった。Journey(ジャーニー)のリード・ボーカリストという程度のことぐらいしか知識のなかったRandy Goodrum(ランディー・グッドラム)は、ロサンゼルスのスタジオへ向かう飛行機の中でJourney(ジャーニー)の楽曲のテープを聴いて、音楽的に共通部分が少なく2,3分でこのプロジェクトは終わるだろうと踏んでいた。先見はSteve Perry(スティーヴ・ペリー)にあったのかどうかは不明だが、この作品の製作には、Steve Perry(スティーヴ・ペリー)本人とはそれまで面識のなかったミュージシャンばかりが集められ、Journey(ジャーニー)加入前に結成したAlien Project (エイリアン・プロジェクト)なるバンドで活動を共にしていたドラマーのCraig Krampf(グレイグ・クランプ)等の旧友らを集めたものの、皆、不安を隠せなかったという。ちょうどJourney(ジャーニー)の大ヒットアルバム『Frontiers』のワールドツアーを終え、 Journey(ジャーニー)から約6カ月の休暇をもらった中での制作活動だった。

Randy Goodrum(ランディー・グッドラム)との共作曲は全10曲中8曲を占め、ギターにはMichael Landau(マイケル・ランドウ)を全面的に起用。ポテンシャルの高いミュージシャンの音楽ベクトルが揃った作品がもつ破壊力とエナジーはやはり相当のものだった。本作から"Oh Sherrie", "Foolish Heart" "She's Mine" "Strung Out"の4曲がシングルカットされヒットする。特にSteve Perry(スティーヴ・ペリー)の当時のガールフレンドSherrie Swafford(シェリー・スワフフォード)のことを思って書かれた楽曲"Oh Sherrie"は全米ビルボード100で3位にかけのぼるヒットを記録した。アルバム「Street Talk」はダブル・プラチナムのヒットを記録している。

繊細で美しい旋律が特徴なRandy Goodrum(ランディー・グッドラム)のキーボードのメロディーラインとSteve Perry(スティーヴ・ペリー)の哀愁と郷愁感を備えた渋みの利く高声質が一つの矢となって鋭く胸に突き刺さり、ロマンチズムとなって聴こえてくる。

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