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DC-103 Various Artists 「Fly Away The Songs of David Foster」

2009年03月14日 19:56


DC-SOUNDS masterpiece100 名盤探検隊 
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おそらくAOR音楽愛好家の方たちの殆どは、すでに情報を入手し、
レコードを手にされていると思います。
今年最大の話題作の一つとなると思われる一枚が欧州スペインから登場しました。
その名も、「FLY AWAY THE SONGS OF DAVID DOSTER」。
当代きっての音楽プロデューサー兼ミュージシャンである
David Foster(デヴィッド・フォスター)のトリビュートアルバムです。
現地発売日3/9と同日に日本に届けてきた配送の抜かりのなさには頭が下がりました。

アルバムの中でカバー曲として取り上げられることは多くても、
意外にもこうした一枚のアルバムでDavid Foster(デヴィッド・フォスター)の
トリビュート盤がリリースされた例はおそらく今回が初めてのケースではないかと思います。

この作品を企画したスペインのCONTATE&SONANTEというレコード会社は
数年前から質の高いAOR作品を年に一枚ペースのリリースを守ってきました。
アルバムには一枚一枚ジャケットの裏に数字の刻印が刻まれ、
1,000枚プレス限定のプレミア盤として発売してきました。
これまでリリースされたオリジナル作品はたった3枚に過ぎません。

・「ORIGINAL DEMOS」(2004) Steve Dorff(スティーヴ・ドーフ)
Featuring vocalist Warren Wiebe
・「SOMEBODY NEW URS」(2005)Urs Wiesendanger(ウーズ・アイゼンダンガー)
Featuring vocalists Warren Wiebe ,Bill Cantos... etc
・「A CHRISTMAS EVE IN L.A」(2006)
-Featuring vocalists Thierry Condor and Miriam Dee

わずか3枚といっても、これらの3作品はいずれも驚異的な完成度の高さを誇っており、
卓越したミュージシャンによる生楽器による演奏、
練り選られた楽曲、厳しい選出眼のもとで、時間を掛けて丁寧に作られているものでした。
こういったスタイルを守り続ける彼らは、
現在の音楽シーンでは極めて珍しく、貴重な音楽レーベルであるといえます。
しかし2006年以降、一向に音沙汰のなく、2年ばかり沈黙を続けてきました。
大々的な宣伝や大手音楽マーケットへの拡販をすることなく
1,000枚プレスに拘る戦略は、ビジネスという面では決して優位な選択であるとは言いがたいものです。
そういうこともあり、このレーベルを応援している一人として、
2年間の沈黙にのなかに資金源不足による作品リリースの見送りが背景があるのでは
ないかと一人、勝手に心配をしていたものでしたが、
今回こうして久々にリリースが発表されたことを心から嬉しく思うものです。

そして今回リリースされた「FLY AWAY THE SONGS OF DAVID DOSTER」(2009)は
期待通りの容赦なしに力の入った作品となりました。

・Prelude
・In The Stone (Bill Champlin)
・No Explanation (Bill LaBounty)
・Jojo (Arnold McCuller)
・The Colour Of My Love (Frank Adahl)
・Heart To Heart (Jeff Pescetto)
・Fly Away (Robbie Dupree)
・Look What You've Done To Me (Cecily Gardner)
・Through The Fire (Ole Borud)
・The Best Of Me (Lisa Lovbrand)
・Nothin' You Can Do About It (Frank Adahl)
・Whatever We Imagine (Bill Cantos)
・When Will The World Be Like Lovers (J. Pescetto, R. Dupree, B. Cantos, A. McCuller, F. Adahl & Joe Pizzulo)
・Live Each Day (Warren Wiebe)

以上の楽曲とボーカリストをフィーチャーするだけでなく、
この作品にはDavid Foster(デイヴィッド・フォスター)本人も参加しており、
その他、Jay Graydon(ジェイ・グレイドン),Nathan East(ネイサン・イースト)、
John Robinson(ジョン・ロビンソン)、Paul Jackson Jr(ポール・ジャクソンJr)、
Peter Friestedt(ピーター・フリーステッド)、Michito Sanchez(ミチト・サンチェス)
Neil Stubenhaus(ニール・スチューベンハウス)、Brandon Fields(ブランドン・フィールズ)
Michael Landau(マイケル・ランドウ)、Dan Waner(ダン・ワーナー)など多くの演奏ミュージシャンを配しています。

そのなかでも、個人的に気になったギターリストDan Waner(ダン・ワーナー)なる人物。
Laurence Elder(ローレンス・エルダー)「Surrounded」の作品で優れた
ギターを奏でるなと気になっていたDan Waner(ダン・ワーナー)と
今回の人物が同人物なのかは定かではありませんが、優れたギタリストだと思います。

名曲の数が多いDavid Foster(デイヴィッド・フォスター)の曲で、
「After The Love has Gone」や「Who's Holding Donna Now」など
個人的にはあの曲のカバーが聴きたかった等、この作品に収録されなかった曲が
多くなってしまうことは否めませんが、それでも、粒ぞろいの楽曲が14曲セレクトされています。
中でも、Live Each Day はWarren Wiebe(ウォーレン・ウィービー)による
ボーカルの未発表曲が聴け、貴重です。
全体的に今回の作品はDavid Foster(デイヴィッド・フォスター)
の作品群の中でも、1970年後半~1980年代中盤に集約されており、
いわゆるフォスターがAORよりだった時代の楽曲が多くセレクトされているものです。

名曲の多いフォスター作品はとても聴きやすく、
複雑でないのですが、歌や演奏の難易度は相当高いもので、
チープなアレンジや演奏、ボーカリストの寄せ集めでは到底容易に
カバーすることは難しいものです。
「The Colour Of My Love」 や「Through The Fire」など
Celine Dion(セリーヌ・ディオン)やChaka Khan(チャカ・カーン)といった
高声域の実力派女性ボーカリストが歌うオリジナル曲を男性がどのように歌うのかは
一つの注目でしたが、Frank Adahl、Ole Borudはニューアレンジで見事に歌いきっており、
聴き応えがあります。

CONTATE&SONANTEレーベルは、今回初めて1,000枚限定プレスを行わず、
本作品を全世界へ配信を行いました。
これによって多くの音楽ファンから本作品とCONTATE&SONANTEレーベルが
注目されることは間違いないでしょう。
そして、本作に収録されなかった多くの作品のトリビュート第2弾の企画を希望します。

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