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DC-125 Annie Lennox 「Medusa」

2011年02月13日 13:55

annie lennox



DC-SOUNDS MASTERPIECE OF THE WORLD
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おしゃべりばかりの今と違って、昔のFMラジオ局J-WAVEでは、深夜に曲だけを一定時間ノンストップで流すStill Lifeや、AZ-WAVEという番組と番組の間にオンエアする心地よいサウンドヒーリングタイムが存在した。良質な音楽空間を好む音楽愛好家たちにはこのヒーリングタイムはかなり好評だった。当時、高校生だった私もその例にもれず、このノンストップヒーリングタイムだけをカセットテープに録音して楽しんでいたものだった。ラジオに何を求めるのかは個々によって異なると思いますが、ラジオによって未知の音楽との出会いとそれに馳せる思いを知った音楽愛好家達にとって、音楽を流さないラジオ局は魅力の欠片すらない放送電波でしかないではないだろうか。

当時、そのヒーリングタイムで頻繁にエアプレイされていた曲があった。その曲は一瞬にしてその場の空気を寒空の夜の幻想の世界へとを誘う力を持っていて、恐るべきその歌唱力と壮大なメロディーを聴くたびに、意識は追憶の彼方へと誘いそこには音宇宙のファンタジーが広がるのだった。これこそが音楽が持つ得体の知れないエナジーであると言えた。その曲とは本作の1曲目に収録されているAnnie Lennox(アニー・レノックス)の"No More I Love Yous"である。

本作はEurythmics(ユーリズミックス)解散後の Annie Lennox(アニー・レノックス)ソロの2作目にあたる作品で、全曲カバー曲というアルバムでありながら、完全に楽曲を自分のものとして彼女自身に消化され、新たに生命が宿った楽曲として再生されていることが、作品全体を通して感じることができる。セレクトされた曲はまた渋いところを突いており、Annie Lennox(アニー・レノックス)の音楽的素養をうかがわせるものばかりであると言えよう。上記の"No More I Love Yous"のオリジナルは、Joseph Hughes(ジョセフ・ヒューズ)と David Freeman(デヴィッド・フリーマン)の二人による作詞で、The Lover Speaks(ラバーズ・スピークス)が1986年にリリースされたもので、Annie Lennox(アニー・レノックス)はこれを見事にカバーして、世界各国のシングルチャートで高位置につけその年のグラミー賞で"Best Female Pop Vocal Performance"を勝ち取った。

そのほかに、"Take Me to the River"は、Al Green(アル・グリーン)のアルバム"Al Green Explores Your Mind"(1974)に収録されていたものがオリジナルバージョンである。Annie Lennox(アニー・レノックス)以外に、これまで、Talking Heads(トーキング・ヘッズ),Diane Schuur(ダイアン・シューアー), Tina Turner(ティナ・ターナー), Dave Matthews Band(デイヴ・マシューズ・バンド),Grateful Dead(グレイト・フルデッド)等、多くのミュージシャンによってカバーされた名曲である。Procol Harum(プロコル・ハルム)が1967年に放った最大のヒット曲"A Whiter Shade of Pale"やカナダの名シンガーソングライターNeil Young(ニール・ヤング)の"Don't Let It Bring You Down" (名盤「After the Gold Rush」(1970年)収録)やリズミカルなドラミングから始まり、ナイロンギターの音色が美しいリズミカルなThe Temptations(テンプテーションズ)の"I Can't Get Next to You"のカバー曲。 さらに、パンクロックバンドThe Clash(クラッシュ)の"Train in Vain"のカバーはオリジナルとの聴き比べをするとかなりユニークな作風に仕上がっていて面白い。

小雨がヒシヒシと降りしきる静かな都会の夜のアスファルトに反射した街灯の光が、路地を照らしている風景にどこか寂しさと心細さを感じさせてくる、The Blue Nile(ブルーナイル)の"Downtown Lights"は比較的オリジナルに忠実なアレンジで再現している。Bob Marley(ボブ・マーレイ)の"Waiting in Vain"やPaul Simon(ポール・サイモン)の"Something So Right" などからは温もりのある情感のある歌声を披露し、この作品の中でAnnie Lennox(アニー・レノックス)の持つボーカリストとしての実力とミュージシャンとしての音楽感を十二分に披露している。




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