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DC-121 Brett Raymond 「Only Love」

2011年01月10日 02:36

brett laymond






近年これだけ多くの過去の作品が再プレスされていながら、多くの需要があるににもかかわらず、いまだもって再復刻されないAORの作品があるとすればこの作品だろう。今から何年か前、渋谷の某中古専門店でいつものようにレコード探訪をしていた時のことだった。なぜかその時いつもは見ないLP棚をパラパラとめくっていたら、このBrett Raymondの超レア盤のレコードを偶然見つけることができた。LP盤であれば、まだそこまでレアというわけではないが、このレコードのCD盤となると話は違ってくる。もはや世界中に散らばってしまったBrett Raymond(ブレット・レイモンド)の「Only Love」のCD盤は、ひと度オークションに出ようものなら、瞬く間に¥100,000近く高騰しても不思議ではない代物だ。かつて日本国内でのみしかリリースされていなかったということもあって、そのプレス数は非常に限られていて、世界中のコレクターの手に渡ってしまっている現在、これを入手することは極めて難しいといえる。まして、このレコードを所有している人たちというのは、かなりの音楽愛好家たちであり、このレコードの価値の意味を分かっているわけであるから、世に出回ることはないのだろう。まさに、天然記念物的作品なのである。

ではこの作品の一体なにが我々をそうまでさせるのか?その理由はこの作品にかかわっているミュージシャン達が我々の音楽的好奇心を掻き立てさせてくれるからだ。Jay Gruska(ジェイ・グラスカ),Randy Waldman(ランディ・ウォルドマン) Steve Lukather(スティーヴ・ルカサー), Michael Landau(マイケル・ランドウ), Michael Porcaro(マイケル・ポーカロ), John Keane(ジョン・キーン),Joseph Williams(ジョセフ・ウィリアムス)etcが全曲に渡って参加して制作されたレコードになっている。これが我々の音楽好奇心を疼かせる最大の理由だ。このメンバーで、そのサウンドがどんなものか容易に想像できてしまうというのもすごいことだが、内容は我々のその期待を全く裏切ることないメローでリズミカルポップな出来栄えに仕上がっている。プロデューサーはJay Gruska(ジェイ・グラスカ)とBrett Raymond(ブレット・レイモンド)の二人で、特にJay Gruska(ジェイ・グラスカ)独特の気持ちの良いマイナーコードを多用した奇妙なメロディが出だしの1曲目から冴えわたっている。

浮遊感漂うキラキラとしたキーボードに誘なれながら、エッジの聴いたMichael Landau(マイケル・ランドウ)ギターが後ろで炸裂する「walk into love」そして、軽快なSAXではじまる「What About Me (And You)」へと続き、Joseph Williams(ジョセフ・ウィリアムス)とJay Gruska(ジェイ・グラスカ)のバックコーラスが曲を盛り上げる。アルバムのタイトルトラック「Only Love」のバラードへと続いていく。Brett Raymond(ブレット・レイモンド)の声はちょっとシャガレテいるのですが、この頃はハスキーさがありメロウで清涼なイメージを受ける。

Brett Raymond(ブレット・レイモンド)という人は、1958年アメリカオハイオ州デイトンで生まれた。Brigam Young University (ブリンガム・ヤング大学)で音楽制作の学位を取得したのち、1982年"Souvenir"というバンドのメンバーとなり音楽活動を開始するが、1986年、東京に移り住み、作曲・音楽プロデューサーそしてラジオ・テレビなどのメディアミュージックの製作にかかわってきた。このとき何らかのいきさつで、Sixty Recordsという日本のレコード会社と契約を結び、ソロデビューを果たすことになった。そのソロデビューアルバムというのがこの「Only Love」だったというわけだ。

その後、アメリカに戻ったBrett Raymond(ブレット・レイモンド)はユタ州のソルトレイクシティに移り住み、再びテレビ・ラジオといったコマーシャル・メディアの音楽クリエイターとして活躍し、NBCの"Today Show" や "ABCニュースの" Wide World of Sports"のテーマ曲の製作も手掛け、BPME awards (Broadcast Promotion and Marketing Executives Awards)という賞をカナダのテレビ局から何度か受賞している。 その傍ら、自らのソロ活動の製作を開始し、"Primarily For Grown-Ups"('94), "Primarily For Christmas"('96),"First Light - Scenes From The Restoration"('97), "A Case Of Pop"('98), "Primarily For Grown-Ups Again!('01), "Feel Like Rio"('02), "Mini Christmas Album"('04) 現在までに7枚のソロ名義の作品を残している。 DC-044 Brett Raymond 「Feel Like Rio」の際も触れましたが、中でも、"A Case Of Pop"('98), "Feel Like Rio"('02)の2作品はポップテイスト満載な内容に仕上がっていています。1993年にはJay Graydon(ジェイ・グレイドン)の名作 DC-001"Airplay For The Planet"に参加して"When You Look In My Eyes"を共作、演奏して話題に上がり、"A Case Of Pop"('98)ではこの曲の自作カバーを聴くことができます。

最近は昨年2010年に久しぶりにIsabella Dante(イザベラ・ダンテ)という人物とのコラボレイト作品を"Raymond Dante" 名義で「Old California」という作品を発表した。この作品はまだ未聴なので、この作品のようになる前に入手しておこうかと思います。

追伸
2013年2/20に再発リリースしました。

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