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DC-120 Kenny G  「At Last the Duets」

2010年12月23日 03:08

kennyG.jpg




DC-SOUNDS MASTERPIECE OF THE WORLD
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音楽愛好家の間でKennyG(ケニーG)の話題が出てくるとすれば、多くの場合、その会話の中でスムースジャズはジャズなのか?どうなのか?フュージョン・ジャズはどうなのか?という疑問が出てくるかもしれない。それほど、この種の音楽は好き嫌いの分かれるところでもあったりする。私個人でいえば、音楽に一番必要な心地良さがあれば何でもよいと片付けてしまいたいところでもあるが、そこに罵倒批判こそなければ、そういった談義もまた楽しかったりする。

スムースジャズがスムースジャズといわれる所以は"なんだろう?"と考えてみれば、この種のミュージックには、単純に楽器だけのInstrumental(インスツルメンタル)な楽曲に、分かりやすい爽やかで表面をなでるように駆け抜けていく"そよ風"のようなメロディと音色が共通してあるからではないだろうか。この"そよ風"にアレルギー反応を示すことがあるとすれば、この一聴すると馴染みやすいのだけど、どこか小っ恥かしくなる感覚を催すムードミュージックに、ムズ痒さを感じるからなのだろう。ところがそのスムースジャズも時には、アプローチの仕方を変えれば、こうも変わるのかという好例があることを示したのが、この作品ではないだろうか。スムースジャズと聞くと眉間にしわが寄る傾向のある人は手に取る価値がある。

KennyGは本名Kenneth Bruce Gorelick (June 5, 1956)といい、、The Ed Sullivan Show(エド・サリバン・ショウ)でのサックスの音に感銘を受けて、10歳の頃にサックスを吹くようになったらしい。最初は地元のGerald Pfister(トランペッター)という人物の指導を受けながら、もっぱら 自身はGrover Washington, Jr.(グローバー・ワシントンJr)のレコードのヒアリングのコピーを繰り返して腕を磨いてきた。意外にも、最初はソプラノサックスではなく、Buffet Crampon altoというアルトサックスを使用していた。学生時代はジャズクラブに所属し、地元のワシントン大学(University of Washington)に進学していたが、KennyG(ケニーG)としての最初の仕事は、Barry White's Love Unlimited Orchestra(バリー・ホワイト・ラブ・アンリミテッド・オーケストラ)というバンドの
サイドマンとして すでに17の頃から始まっていた。

その後、ワシントン大学(University of Washington)を成績優秀(magna cum laude)で卒業をした彼は、Cold, Bold & Togetherというバンドを経て、、DC-048 Jeff Lorber 「Private Passion」でも触れたが、有名なThe Jeff Lorber Fusion(ジェフ・ローバー・フュージョン)に所属する。そして、1982年、ついにArista Recordsソロイストとして契約してソロデビューを果たす。ソロデビュー後は、Andrea Bocelli(アンドレア・ボッチェリー), Whitney Houston(ホイットニー・ヒューストン),Peabo Bryson(ピーボ・ブライソン), Natalie Cole(ナタリー・コール), Steve Miller(スティーヴ・ミラー),David・Foster(デヴィッド・フォスター), Michael Bolton(マイケル・ボルトン), Celine Dion(セリーヌ・ディオン) and Aretha Franklin(アレサ・フランクリンン)・・・等多くの大物ミュージシャンと共演を果たすことで、着実にスターダムの階段を登って行った。共演したミュージシャンのほとんどが大物であることからも彼の実力の高さを伺わせるものであるといえるだろう。

彼の4作目の作品「Duotones」が全米でヒットを記録したのち、その後グラミー賞インスツルメンタル部門で最優秀作曲賞を受賞している。最も長いロングトーンをするサックス奏者(45分47秒)としてギネスブックにも掲載され、累計アルバムが最も多いジャズアーティストとして数々の伝説を作ってきていることが知られている。そんな彼のこれまでの作品は、当然のことながら、ほぼボーカル曲皆無なインストアルバムだったわけであるが、この作品は多くのゲスト・ボーカルを招いて名曲をカバーするという、kennyGにしては、思い切ったことをやって見せた作品だった。これまでのキャリアの人脈を最大限に生かしたボーカリストの充実には多くの人が唸ったに違いない。

カントリーミュージックのホープLeAnn Rimes(リアン・ライムス)がBryan Adams(ブライアン・アダムス)の名曲「(Everything I Do) I Do It For You」を担当。Brian McKnight(ブライアン・マックナイト)をフューチャーさせたGeorge Michael(ジョージ・マイケル)の名曲「Careless Whisper」。David Sanborn(デヴィッド・サンボーン)との「Pick Up The Pieces」の互いのサックスの応酬。 Daryl Hall(ダリル・ホール)、Chaka Khan(チャカ・カーン) 、Gladys Knight(グラディス・ナイト) 、David Benoit(デヴィッド・ベノワ) 、Earth Wind & Fire(アース・ウィンド&ファイヤー) 、Richard Marx(リチャード・マークス) 、Burt Bacharach(バード・バカラック)、 Barbra Streisand(バーバラ・ストライザント)・・・ため息が出る程の豪華なボーカリストやソロイスト達が、KennyGのサックスの導きに誘られて、次々と歌声と演奏を繰り広げる。

Michael Landau(マイケル・ランドウ)をはじめとする多くの名手がバックバンドとして集められ、完璧なサウンドプロダクションの構築にも余念がない。おそらく現代の最高クラスのスタジオミュージシャンを可能な限り集めたと行っても過言ではないだろう。そんなわけで、このレコード一枚の製作には、相当な資金が投入されたことが容易に想像できる。真似できるものならやってみろと言わんばかりの彼の執念とも思える作品に、我々はひれ伏すしかないのかもしれない。





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