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DC-119 State Cows  「STATE COWS」

2010年12月18日 13:11

state cows




DC-SOUNDS MASTERPIECE OF THE WORLD
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70年代後半から80年代初頭にかけて、俗に言うAORといわれるジャンルにカテゴライズドされてきた音楽があった。カリフォルニア・ロサンゼルスといったアメリカ西海岸周辺からそのムーブメントが発端したのかどうか知らないけれども、確実に西海岸周辺にいたミュージシャンが集まって、その手のサウンドの基礎を築いてきたのは間違いないだろう。

Adult Oriented Rockの略称として集約されている音楽そのものはかなりあいまいなもので、様々な音楽ジャンルを多用に取り入れながら、時にMellow(メロウ)で、時にHard(ハード)になり、Jazzy(ジャジー)に迫ってくるかと思えば、Bossa(ボッサ)になり、Groovy(グルービー)で、Folky(フォーキー)にもなったりする。様々なジャンルを広範囲に押さえていながらそれに100%成りきらない。そして、これらは高度なサウンド・プロダクションの基に成り立っているものでもあった。

このジャンルのムーブメントはその後衰退の一途を辿ったかのように見えたが、いわゆる世間一般のリスナーとは異なる世界中の音楽愛好家らによって脈々と愛され受け継がれてきた。こと、ここ日本はこの音楽ジャンルのサポーターは非常多いことで有名であり、それによって国内単独のアルバムリリースだけに留まらず、単独コンサートはあまりあるぐらいのものであった。先ごろは、日本のみで廃盤レコードの復刻ラッシュが続いている現状があり、世界から日本の動向は見逃せない現実がある。

ところが、日本と同じ動きをする諸国が欧州ヨーロッパのようです。特に北欧での動きは目覚ましく、目を見張るものがある。日本と一つ大きく違うところは彼らは、過去のアルバムの復刻だけではなく、当時のムーブメントのフォロワーとして、新たにアルバムを作製して次々と発表してくるのだった。そんな中、最近、スウェーデンからリリースされた一枚のこのレコードが話題に上がっているState cows(ステイト・カウズ)はDaniel Andersson(ダニエル・アンダーソン): vocals, guitarとStefan Olofsson(ステファン・オロフソン): keyboards, vocals 二人のユニットバンドで、彼らが影響を受けた音楽のバックボーンはWestcoast/AORであり、特にDavid Foster(デヴィッド・フォスター)やJay Graydon(ジェイ・グレイドン)やTOTO(トト)の面々、Steely Dan(スティーリーダン)等のサウンドを相当に意識していることを感じる。

Daniel Andersson(ダニエル・アンダーソン)とStefan Olofsson(ステファン・オロフソン)の二人は、スウェーデン北部の海岸の近郊に位置するUmeåという都市の出身で、この街はもともと以前からWestcoast/AORの音楽が身近にあるようなところで、Westcoast/AORサウンドを代表するBill Champiln(ビル・チャンプリン), Marc Jordan(マーク・ジョーダン) そして Jay Graydon(ジェイ・グレイドン)らが、かつてライブ・パフォーマンスを行った街でもあった。

こういった環境の下で成長した2人は、それぞれ異なるバンドに所属していたらしいのですが、ある日、音楽スクール(Piteå School of Music)で出会い、“The Posers”というBeatles(ビートルズ)のトリビュートバンド“The Posers”を結成して活動を続けたようです。その後、交換留学によって彼らはロサンゼルスで音楽を学びDavid Foster(デイヴィッド・フォスター), Jay Graydon(ジェイ・グレイドン)らの音楽に影響を受け、スウェーデンのUmeåの街へ戻った二人は、バンド“The Posers”でライブを重ねながら、ボーカルのDaniel Andersson(ダニエル・アンダーソン)のデビューアルバム“Days in L.A.”の着手に取り掛かった。おそらくこのアルバムのタイトルは先のL.A.留学とも関係があるものと思われる。

他方、彼らはSteely Dan(スティーリー・ダン)のトリビュートバンド“2nd Arrangement”を結成して活動を並行して続けており、このバンドがこのState cows(ステイト・カウズ)の起源になった。このアルバムの作詞作曲は Andersson(アンダーソン)とOlofsson(オロフソン)の二人の完全なオリジナルで、他のバンドスタッフメンバーはスウェーデンやフィンランド周辺のミュージシャンの協力を得て2年の歳月をかけて完成させている。中でも、Track2“New York Town”ではJay Graydon(ジェイ・グレイドン)がギターで参加し、彼の華麗なギターソロが収録されていて本作品のメイントラックの一つとして挙げられるだろう。

余談ですが、Jay Graydon(ジェイ・グレイドン)のHPや近年のアルバムのアートワークを担当しているのがKerstin Olofsson(カースティン・オロフソン)という方で、Stefan Olofsson(ステファン・オロフソン)は息子さんとのことらしい。Stefan Olofsson(ステファン・オロフソン)のソロアルバム「Story of a woman」のジャケットデザインの中で、ピアノを演奏しているStefan Olofsson(ステファン・オロフソン)の後ろに薄っすらとピアノに手を置いている様な影が見えますが、これはJay Graydon(ジェイ・グレイドン)のようです。

今後の動向に注目したいグループです。



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