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DC-008 Mr.Mister 「I wear the face」

2007年02月11日 02:42


DC-SOUNDS masterpiece100 名盤探検隊 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
1980年代はポップ・ロック全盛期の時代であると思う。
メロディーが明るい曲調のものがとても多い。
そして多くの名曲が生まれた時代。


コンピューターの導入でアナログからデジタルへ。
音も打ち込み主体のものが多くなった。
今聴くと、チープさを隠せないものもあったりするが、
20年以上たった今も、いまだに親しまれている曲も多く、
現代のミュージシャンからリスペクトを受けて、
カバー&リメイクされるものも多い。
名曲は時代の洗礼を受けて、その時代時代に引き継がれていくだけでなく、
どの時代のどの世代にも受け入れられる魅力を持っている。


80年代のポップロックというと、産業ロックという俗称として
揶揄されたりすることもある。
しかしながら、産業ロックや非産業ロックというものが仮にあるにせよ、
人が聴いて、人がそこから幸せを感じ取ることができたならば、
それが何であれ、その音楽自体に意味があることなのだ。
と、少なくとも、自分はそう思っている。


このレコードはそんな80年代に生まれた名盤の一つである。
Mr.Mister(ミスター・ミスター)という、へんてこりんな
ネーミングではあるものの、ミュージシャンシップはかなりのレベルなのである。
セッションミュージシャンと呼ばれる人たちが集まって
バンドを結成する例がいくつかある。
80年代で、その最も有名な例のひとつはTOTOであろう。
80年代の大物ミュージシャンや名盤と呼ばれるレコードには、
必ずといってよいほどメンバーの誰かが参加していた。


このMr.Mister(ミスター・ミスター)もTOTOと同じ
ベクトルを持つバンドの一つとして知られている。
リード・ボーカルのRichard Page(リチャード・ペイジ)を中心として
盟友のSteve George(スティーヴ・ジョージ)に
Steve Farris(スティーヴ・ファリス)
Pat Mastelotto(パット・マステロット)という4人構成。


Richard Page(リチャード・ペイジ)とSteve George(スティーヴ・ジョージ)
はMr.Mister(ミスター・ミスター)を結成する以前から、
多くのミュージシャンのレコードに参加し、
特にバックコーラス隊として、非常に重宝がられた存在であった。
と同時に、二人は、Pages(ペイジス)というバンドで活動も続けて、
3枚のレコードを残した。
Pages(ペイジス)は、非常に高い音楽性を持つバンドであったにも拘らず、
セールス的にはまったく成功はしていないに等しかった。
中でも、AORと呼ばれるジャンルの中では、
Jay Graydon(ジェイ・グレイドン)によるプロデュース作品の人気は依然として高い。


高い音楽性がセールス的にも高いこととは必ずしもパラレルではない。
これはよくあることである。
時代の先を行き過ぎてしまっていたこともあれば、
難しいことをやりすぎて、理解できる人たちがいなかったということもある。
また、レコード会社の宣伝不足ということもあるだろうと思う。


Steve Farris(スティーヴ・ファリス)
Pat Mastelotto(パット・マステロット)をメンバーに加えて
活動をはじめたMr.Mister(ミスター・ミスター)の1stアルバムが
このレコードである。
このレコードもセールス的にはあまりパッとしなかったが、
明らかにペイジスとは違う音がそこにはあった。
もともと、ソング・ライティングの素養は十分にあったが
さらにポップで分かりやすいメロディーと音にシャープさが際立つようになった。
特にSteve Farris(スティーヴ・ファリス)の貢献度は
かなり大きかったのではないだろうか。


二人の高い音楽センスから、
多くの有名バンドから、参加の誘いがあったといわれている。
それでも、ペイジとジョージの二人は自分たちの音楽で、
自分たちのバンドで活動して成功することにこだわり続けた。
そこに彼らの美学を感じる。
1985年、彼らの長く強い意志と高い音楽性に
スポットライトが当てられるときが、ようやくやってくるのだった。


「Welcome to the Real World」と題されたアルバムは
USAビルボードチャートをひたすら駆け抜け続けて
ついに頂点に登りつめてしまう。
このレコードからは「broken wings」,「kyrie」
という2曲のNo.1ヒットも出ている。
結果的に、その後1枚レコードを発表して、
4枚目のアルバムはお蔵入りとなって解散してしまう。


ドラムスのPat Mastelotto(パット・マステロット)は
Progressive Rock界の雄 King Crimson(キング・クリムゾン)
のメンバーとして活躍している。
もう一度、ペイジとジョージ二人による音楽を
聴きたいと思う人は多いだろうなと思う。

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