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DC-157 Kere Buchanan 「Goodbye Yesterday」

2014年02月09日 00:01

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4年前にデビュー作「Starting Over」で世界的に多くのAOR愛好家から話題となっていたKereBuchanan(ケレ・ブキャナン)が本年1月に新作「Goodbye Yesterday」を発表した。 本作「Goodbye Yesterday」を聴き終えて、前作を遥かに凌駕するクオリティに驚きを隠せない。早くも本年一番のAOR作品に躍り出るのではないか。そんなことを口走りってしまいそうになるほど、本作は多くのAOR愛好家から絶賛されることが容易に想像できるAOR度数の高い内容だ。

KereBuchanan(ケレ・ブキャナン)はオーストラリアに活動の拠点を置くミュージシャンで本職はドラマーだが、音楽コンポーザーも兼務する。現在45歳だが、音楽のプロキャリアは90年代中盤からだという。近年の北欧勢と同じく、やはりルーツは80年代AORで、幼少からTOTO、Steely Dan他を愛聴し、音楽素養を磨くと同時にドラム技術を磨いてきた。

楽曲によってボーカルを使い分け総勢9名のゲストボーカリストをフューチャー。殆どがおそらく豪州のミュージシャンと思われるがBill Champlin(ビル・チャンプリン)もクレジットされ、自身も1曲歌う全11曲。さらにRobbie Buchanan(ロビー・ブキャナン)も1曲だがFender Rhodes(フェンダー・ローズ)でゲスト参加し、ジャケットのデザインは、最近新作も発表したMarc Jordan(マーク・ジョーダン)によるものだとか。

前作でも相性の良さを見せたパートナーGlenn Bidmead(グレン・ビドメッド)は本作でもその力量をいかんなく発揮し、楽曲はKereBuchanan(ケレ・ブキャナン)とのオリジナル共作である。彼は曲制作だけでなく「my love」や「slippin away」などボーカリストとしての力量もかなりものである。またタイトル曲の「goodbye yesterday」、「All Because Of You」など本作収録のメロウなバラードなどは特に秀逸である。そして、イントロでもろにSteely Dan(スティーリー・ダン)な香りが佇む「Miss Josephine」では思わず苦笑いしてしまった。

録音技術から音質、曲配列、収録曲数までもすべてきめ細やかに計算しているとしか思えないが、これを意図的に感じさせないナチュラルな風合いで構成するサウンド・プロダクションは見事である。演奏技術はもとより、スネアの音や、キーボードのわずかなタッチ、エコーの広がり、間奏の間の取り方、曲と曲のブリッジのインターバルなど細かいところを言えばきりがないが、これらの細部にこだわる多くのAOR愛好家の耳と感性を本作は十分に満足させることだろう。

 

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