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DC-146 Gregg Rolie 「Gringo」

2012年03月18日 03:14

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Journey(ジャーニー)のボーカリストといえば、Steve Perry(スティーヴ・ペリー)で相場が決まっているようなものだが、Journeyを結成したのはギターリストNeal Schon(ニール・ショーン)とこのGregg Rolie(グレッグ・ローリー)である。そしてJourney(ジャーニー)の初代ボーカリストは、無論このGregg Rolie(グレッグ・ローリー)であった。もともとこの2人は御代Carlos Santana(カルロス・サンタナ)率いるバンドsantana(サンタナ)のメンバーだった。Gregg Rolie(グレッグ・ローリー)にいたってはリードボーカルおよびハモンド・オルガンB3を操るプレイヤーとして活躍する結成当初のオリジナルメンバーだったが、音楽性の違いを理由に脱退し、Neal Schon(ニール・ショーン)と意気投合してアメリカン・ロックバンドJourney(ジャーニー)を結成するのだった。現在まで現役で続く名誉あるsantana(サンタナ)の初代キーボーディストとボーカルを務めた人物もGregg Rolie(グレッグ・ローリー)である。

1973年にJourney(ジャーニー)結成から1980年までボーカルを務め6枚のオリジナルアルバムを発表し、その後Steve Perry(スティーヴ・ペリー)にポストを明け渡し自身はソロ活動に専念し、1980年代はほぼソロ活動を続ける。時は流れ、Gregg Rolie(グレッグ・ローリー)は90年代に入ると、活動休止中だったJourney(ジャーニー)時代の仲間だったドラムのSteve Smith (スティーヴ・スミス)とベースのRoss Valory(ロス・ヴァロリー)を呼び寄せ、The Storm(ストーム)を結成しバンド活動を開始するのだった。このThe Storm(ストーム)は、Steve Perry(スティーヴ・ペリー)に声が似ていると言われていたKevin Chalfant(ケビン・チャルファント)をボーカリストに掲げたバンドであった。後にSteve Perry(スティーヴ・ペリー)が脱退した当時、ファンの間の下馬評でJOURNEY(ジャーニー)の後継ボーカリストとしていの一番に何度も名前が挙がったのもKevin Chalfant(ケビン・チャルファント)であり、オフィシャルでの発表もあったとかないとかうわさは絶えなかったが、結局、紆余曲折を経てKevin Chalfant(ケビン・チャルファント)がJOURNEY(ジャーニー)のオリジナルアルバムで歌うことはなかった。

The Storm(ストーム)のサウンドはまさにJOURNEY(ジャーニー)を意識したバンドであり、活動停止中のJOURNEY(ジャーニー) サウンドに飢えていたファンから拍手喝さいを受けた。時同じくして、盟友Neal Schon(ニール・ショーン)は、活動中止中とはいえJOURNEY(ジャーニー)のバンド仲間をGregg Rolie(グレッグ・ローリー)に半分奪われた形となったが、JOURNEY(ジャーニー)のJonathan Cain(ジョナサン・ケイン)と共にJohn Waite(ジョン・ウェイト)率いるBABYS(ベイビーズ)の一派と合流してBAD ENGLISH(バッド・イングリッシュ)を結成するのだった。

Jonathan Cain(ジョナサン・ケイン)は、Gregg Rolie(グレッグ・ローリー)がJOURNEY(ジャーニー)を抜けた後釜としてBABYS(ベイビーズ)から引き抜かれたキーボーディストであったため、彼らは同じベクトルを持つミュージシャンでもあった。オリジナルアルバムを2枚発表しヒット作"When I See You Smile"(#1)こそ発表したが、結局、BAD ENGLISH(バッド・イングリッシュ)は、個性派のJohn Waite(ジョン・ウェイト)とNeal Schon(ニール・ショーン)の確執により空中分解し、ドラマーのDeen Castronovo(ディーン・カスオロノボ)と共に再結成JOURNEY(ジャーニー)に持ち去られてしまうのだった。

一方、Gregg Rolie(グレッグ・ローリー)は、The Storm(ストーム)で数枚発表した後、再びNeal Schon(ニール・ショーン)と新バンドAbraxas Pool(アブラクサス・プール)を結成した。しかしこれも永続的なバンドとはならなかった。これは結局Neal Schon(ニール・ショーン)がJOURNEY(ジャーニー)としての活動を優先したためでもあったことが原因であったが、Gregg Rolie(グレッグ・ローリー)が、共にJOURNEY(ジャーニー)再結成のメンバーとして加わることはなく、Abraxas Pool(アブラクサス・プール)の残されたメンバーと共にGregg Rolie Band(グレッグ・ローリー・バンド)を立ち上げ活動を開始するのだった。

こうして、数十年に渡りミュージシャンのヘッドハンティングによるバンドの結成と解体を経て現在に至るまでNeal Schon(ニール・ショーン)とGregg Rolie(グレッグ・ローリー)の2人は現役でそれぞれの音楽に活動を続けている。

本作はJOURNEY(ジャーニー)を脱退して7年後に発表された2枚目のソロアルバムである。これまで入手困難な一品であったが、最近ドイツのAOR専門レーベルAOR Heavenから復刻されて購入は容易になった。本作にはプロデューサーにBAD ENGLISH(バッド・イングリッシュ)でも指揮を執っていたメロディアス・ロックで定評あるRichie Zito(リッチー・ジトー)を招いき、名ギターリストDan Huff(ダン・ハフ)のドライブ感あふれるギターソロに、手数が多く硬質なドラミングに特徴のあるVinnie Colaiuta(ヴィニー・カリウタ)、ベースにNathan East(ネイザン・イースト)らの確かなセッションミュージシャンを配置して、スムース・ライトロック感覚の高いAORを展開する作品に仕上がっている。中でも特筆すべきはCarlos Santana(カルロス・サンタナ)とNeal Schon(ニール・ショーン)の二人が友情ゲスト参加した楽曲”Fire At Night”であろう。この楽曲では、この名ギタリストの2人にDan Huff(ダン・ハフ)を加えた3人のギターソロが3分間以上延々と繰り広げられる。そして、最もAOR度の高いスムースドライビング感あふれる”I Will Get To You”も抑えておきたい楽曲でもある。

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