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DC-113 Pat Metheny Group  「Letter From Home」

2009年09月22日 00:44





DC-SOUNDS MASTERPIECE OF THE WORLD
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ミュージシャンはレーベルを移ることがよくある。レーベルの顔ともいえる大物ミュージシャンが、あっさりとマイナーレーベルで作品を発表するようになることもある。この背景でよく言われるのは、①最近の作品が芳しくなくレーベルから契約を更新されなかった。②レーベルがミュージシャンを縛り付け自由度を損なわせた。③ミュージシャン自身が気持ちを一新する(固定したイメージを払しょくするきっかけを得るため。)④契約内容が現状より良くなるため。⑤レーベル・マネージャーと人間関係がうまくいかなくなった。などいくつか表に出てこない様々な理由があるもので、一つのレーベルに固執するミュージシャンは少ない。

だが、よく言われるのは数こそ少ないが、モータウンやブルーノートなどレーベルによって作品の色というものがありその色を変えたい場合がある。ミュージシャンがそのレーベルの色に合わせるのか、レーベルがそのミュージシャンの色にあっていたのか、それは分からない。だがアーティストであれば、後者であることが望ましいと思う。レーベルの色と自分の色を変えるためにレーベルを移った。このPat Metheny Group(パット・メセニー・グループ)はそれにあたるのかもしれない。ECM(Editions of Contemporary Music))といえば、ジャズ好きで知らぬ者はいない有名レーベルがある。ECM・サウンドが好きと言えば、それだけで嗜好が分かるほど、このレーベルの音楽性には共通コンセプトがある。

そのコンセプトとは「The Most Beautiful Sound Next To Silence」(沈黙の次に美しい音)と表現され、このレーベルの氷のような冷たさと静寂の空気感が一体化した音、モノトーンで美しいジャケットデザインまで全作品に統一感がある。バンドリーダーのPat Metheny(パット・メセニー)はECMレーベルでデビューしたが、その後ECMの音楽性との相違からGeffen Record(ゲフィン・レコード)へ移籍した。この移籍の前後の作品を比べると色の違いがよくわかる。Geffen Record(ゲフィン・レコード)に移籍後のPat Metheny Group(パット・メセニー・グループ)は今まで以上にシンセサイザーを多用しながら、陽気で明るいサウンドに変化した。それは、いわば北国から南国へ移籍したともいえる程の大きな変化でサウンドも一変した。ECM時代の音を詰め込みすぎるフュージョン色から、どちらかというと耳馴染みの良い空間BGMサウンドとなり、一歩間違えるとゲームミュージックに成りかねない際どいサウンドを展開した。1984年にECMを離れたPMGはブラジル音楽の影響の強い2作品『Still Life(Talking)』『Letter From Home』を発表した。『Still Life(Talking)』に収録されている「Last Train Home」は屈指の名曲。Pedro Aznar(ペドロ・アズナール)のヴォイスとLyle Mayes(ライル・メイズ)の華麗な旋律、そしてウキウキするようなポップなサウンドと夕焼けの地平線を駆け抜けていく本作も素晴らしい。




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