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DC-095 Smooth Reunion 「Cleaning up the business」

2009年01月11日 03:47


DC-SOUNDS masterpiece100 名盤探検隊 
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AORミュージックのニューアルバムという観点で見たとき、
昨今の北欧のミュージシャンは特に目を見張るものがあり、驚かされる。
AORの本場といえば、ブームの発端となったアメリカ・西海岸・LA、なのかもしれないが、
それは1980年代初頭の話。

もはや、この地でAORミュージックのニューバンドが次々と登場する機会はそうないかもしれない。
多くはAORブームの火付け役を担った当時の大物ミュージシャンがほとんどで、
そのフォロワーたちはLAからは生まれない。
しかし、そのフォロワーたちはなぜか遠く離れた北欧の地から登場する。
彼らは極めてクオリティが高い音楽性とオリジナリティとアイデンティティも備えた新顔だ。
多くの資金や大きなサポート、知名度もない市場の中で、
ウェブを利用した口コミにより世界中にその存在感を発信し続けた。

昨年登場したOle Børud 「Shakin' the ground」のクオリティの高さには本当に驚かされた。
あれから半年が経過したが、やはり口コミで広がったのか分からないが、
いまタワーレコードのブースで紹介されている。
そして、このSmooth Reunion(スムース・リユニオン)なるユニットバンドも注目されている新顔だ。
もっとも、彼らは2年前に発表されていた自主制作盤「Scandinavian Bus Metality」
という6曲入りのアルバムで一部の愛好家の間で騒がれていた。

その音楽性はSteely Dan(スティーリー・ダン)をも髣髴させると話題になり、
いまやこのアルバムは入手困難なレアアルバムと化してしまっている。
このバンドがSteely Dan(スティーリー・ダン)を的にあげられる理由の一つとしては、
2人組みでスタジオミュージシャン的であること。
ジャズのリズムを取り入れた、タイトな音楽演奏とクールな音楽的佇まい、
そしてSteely Dan(スティーリー・ダン)に甘いバラードがないように、
シャープで、どこか冷めた演奏というか、無意味にハイにもロウにもならない、
あくまでドライで、ニュートラルな音楽性がどこか似ているからであろう。

こういった音楽性は無味乾燥なイメージが付きまとってしまうため、
なじめない人にはなじめないところがあるかもしれないが、
このドライなクールネスに好感持つAOR愛好家は多くいると思われる。
特に演奏重視の人からはかなり評判がいいと思われる。
AOR愛好家にはいくつかタイプがあり、ざっくり2分化すると、
パワーポップのようなメロウネスを好むポップ派と、
フュージョン嗜好のクールネスを好むジャズ・ロック派に分かれると思っている。
私はどちらも好きだが、この2つをうまく器用に両立していたのがTOTOというバンドだった。

このSmooth Reunionはどちらかというと後者のAORに分類されるサウンドかと思われる。
昨年末に発表された本作は「Cleaning up the business」は2作目となりすでに話題沸騰である。
今後の彼らの動向に注目したい。




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