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DC-092 Foo Fighters 「There Is Nothing Left to Lose」

2008年11月24日 02:46


DC-SOUNDS masterpiece100 名盤探検隊 
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90年代初頭に席巻したグランジ・オルタナティヴ・ロックと呼ばれるカテゴリーは
1960年代から続くロックミュージックの音楽の形を完全に殺してしまった。
このころ、メジャーレーベルに属していない、いわゆるインディーズバンドが
若者達の指示を急速に強めていき、いわゆるメインストリームでないことが、
何よりの必須のブランドであることが主張された。
大衆の支持というものがなくなり、雑種な音楽が数多く生み出された。
いわゆる大物ロックバンドという存在が急速に力を失っていき消滅してしまう。

個々に見れば、当時のこれらのバンドのほとんどは短命であった。
消えては生まれの繰り返しで、それはこの時代特有の試行錯誤の連続であったとも言えるかもしれない。
その音楽性は激しい縦のビート繰り返しに爆音をかき鳴らすといったものがほとんどだった。
それは、決して明るさをもたない、ヒステリックな感情の赴くまま、
屈折した精神状態を、どす黒い音で表現する音楽だったと解釈している。
これに賛同と共感のできない者はロックは完全に崩壊したと主張した。
個人的な話をすれば、音楽に面白みを感じない10年であったと言わざる負えなかった。
ロックに展望を見出せなくなっていた私は、ロックの世界を立ち去り、
ジャズの世界へ足向け始めたのもこの頃だった。

このムーブメントの中心にいたのがNirvana(ニルヴァーナ)というバンドだ。
へヴィーでソリッドなギターにパンクの縦のビートをかけあわせ、
Kurt Cobain(カート・コバーン)による陰鬱な歌詞と気だるい歌声で圧倒的な支持を確立した。
名盤「Nevermind」の1曲目「Smells Like Teen Spirit」は血が騒ぐ名曲だ。
90年代後半になると、ムーブメントは落ち着きと静けさを帯びるようになってきた。
嵐から避難をしながらも、ロックの世界に戻り始めた頃に出会ったのが、
このFoo Fighters(フー・ファイターズ)というバンドだ。 

明るさとポップ感覚、ハードなエッジを兼ね備えて丁寧に曲を作り挙げてきた。
このバンドは不幸にもKurt Cobain(カート・コバーン)の失ったNirvana(ニルヴァーナ)
のメンバーDavid Crohl(デイヴ・クロール)らが結成したバンドだった。
「Breakout」「Learn to fly」「Gimme stitches」「generator」・・・
といった名曲を立て続けに発表しグラミー賞を勝ち取る。
曲に心地よいグルーヴとポジティブな明るさが感じ取れ、
乗りの良いリズム感覚、そして空中を回転するようなロックンロールなドライブ感覚で
グイグイと聴き手を引っ張っていく力強さがこのアルバムにはあるのだ。
演奏技術も非常にタイトで力強いドラミングと太いベース音がブイブイといわせるところがいい。
ハードでへヴィーなロック一辺倒にならない曲配列によって全体に緩急が生まれている。
トータルなアルバム作りと曲の良さが支持される名作と言える。

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