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音楽コラム(1) ラジオと音楽

2008年02月18日 01:03

音楽コラム1:ラジオと音楽
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音楽好きにとってラジオはとても大切なツールです。
本格的に音楽をのめりこむ様になり始めたのは14歳ぐらいの中学生の頃。
15年ほど前だが、いまのようなインターネットのようなツールはなく
ようやくレコードからCompact Disc(CD)への切り替えが浸透し始めてきた時分だ。
録音媒体はテープレコーダー(カセットテープ)が主で、
ようやくMini Disc(MD)が出てきたのはそれから5年後ぐらいの話でした。

音楽が好きになるきっかけは人それぞれだろうと思う。
親が音楽好きでいつも音楽が鳴っていたとか環境も多少影響するだろう。
しかし、両親や兄弟、親戚にいたるまで音楽にはあまり興味はない人たちに囲まれていた
環境の中でも不思議と音楽が好きになった。

小さい頃あまりテレビを見させてくれなかったこともあり、
自室の部屋にこもり受験勉強の友としてラジオがあった。
チューナーをまわして電波をキャッチするのが楽しかった。
ラジオのモノラルな空気がレコードを聴いているような錯覚を呼び起こしてくれた。
だが決まって合わすのはいつも洋楽の多いFMだった。
首都圏ということもあり、キャッチできるFM局は比較的多く、
中でも、J-WAVE、FMヨコハマ、NACK5は大のお気に入りだった。

毎日聴いていると、何時しかラジオ番組のDJの趣によって流れる音楽のジャンルや
自分が好む音楽が比較的見つかりやすい番組が自然と分かるようになってくる。
新聞のテレビ番組を切り取るのはよく聞く話だが、
毎朝ラジオ番組欄を切り取ってチェックを欠かさなかった。
気になる番組を蛍光ペンで記してから学校に行った。
学校に行っている間に聴くことが出来ない番組はタイマー録音をセットして、
ロングサイズの180分テープを仕掛けておいた。
同じ時刻にラジオ番組が被る場合は、複数のラジカセを使って対応する力の入れようだった。
それは「未知の名曲」を待ち受ける仕掛け網のようなものだった。
学校から帰ってきて、どんな曲が引っかかっているかテープを聴くのがとても楽しかった。

当時カセットテープは主に3種類存在した。
・ロングサイズのラジオ録音用テープ
・編集用テープ
・マイベスト用テープ
編集用テープはラジオ録音用テープから気になった曲だけを抽出した保存用テープ。
マイベストは保存用テープから特に気に入ったトラックをさらに抽出したテープ。
こうして複数のラジオ局番組から集めたトラックがどんどん増えていった。
そんなことが中学から高校の終わりぐらいまで続いた。

今でも覚えているが、昔日曜の夜にFMヨコハマでNightfly(ナイトフライ)と言う番組がありました。
Sing Like Talkingの藤田千秋さんがDJを勤める番組で好きな番組の一つでした。
そこである日紹介されたDon Henley(ドン・ヘンリー)の名曲「The End Of The Innocence」という曲が
あまりにも好きで何度も繰り返し聴き、だんだん音が伸びてきて、ある時ついにテープが切れてしまった。
いつもならストック用の編集用テープから再び抽出して聴くのだが、
この曲だけはCDのいい音で聴きたくなり、CDを買いにタワーレコードへ向かった。
初めて買ったレコードはDon Henley(ドン・ヘンリー)の1989年作品 「End Of The Innocence」となった。
受験勉強から開放されて何よりも嬉しかったのはこれで思う存分落ち着いて音楽が聴けるという喜びだった。
以降大学に入ると家庭教師のバイト代を旅行とレコードにすべて費やす日々が続き、
相変わらずラジオチェックも続いた。この頃になると録音用テープは録音用MDに様変わりした。
しかし当時のラジオの録音用テープは懐かしく捨てずに今でも保存している。
そのテープには15年前のラジオ番組が生きたままそのまま記録されている。

社会人になって、何不自由なくレコードを買うことが出来るようになり、
知らない曲も大抵はインターネットで手に入るし、知ることが出来るようになった。
それはそれでとても喜ばしいことで何の不満もないのだが、
チューナをあわせてテープ録音を繰り返して大事に聴いていた頃は
もっと楽しかったと感じるのは皮肉でもあり不思議な心持で懐かしくもある。




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