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DC-025  Pink Floyd 「The Dark Side of the Moon」

2007年06月03日 22:10


DC-SOUNDS masterpiece100 名盤探検隊 
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全米アルバムチャート200圏内に741週間にわたってチャートインし、
驚異的なロング・セールスを記録したモンスター・アルバム。
総売り上げ枚数は3000万枚を超えるといわれている。


10年前、ちょうど大学1年生ぐらいの頃、
Pink Floyd (ピンク・フロイド)など全く知らなかった私でも、
セールスポイント満載なこのレコードを買わない理由は見当たらなかった。
どんなすごい音楽なんだろうとワクワクしながら家路へ向かった。
そしてステレオの前で聴いた時のことを今でも覚えている。


当時はまだ、80年代の洋楽ヒット曲などに夢中になっていた頃で、
メロディアスなポップソングを好物としていた。
まだまだ音楽の聴き込みが足りなかったし、耳が肥えてなかった。
要するに青かった。


そんな自分がこのレコードを聴いて、良さが分かるはずもなかった。
正直なところ、はじめ聴いたとき、何じゃこりゃと思った。
がっかりした。
人の笑い声や、人が駆け抜ける足音、目覚まし時計が鳴り響き、
かと思えば、レジスターの音など、効果音ばかりで、
何がしたいんだこの人たちはと思ったものだ。
そして、なぜこのアルバムがこんなに売れたのか不思議に思ったものだった。



長い間、片隅に眠っていたレコードの一つだった。
それから数年がたち、色々な音楽を吸収した。
ヒットソングのあざといアレンジが鼻につくようになった頃、
このレコードを引っ張り出して、なんとなしに聴いてみたのだ。
鳥肌が立った。なんてカッコいいんだこのレコードはと。
だから一度聞いて理解できないレコードはすぐに売ってはいけない。
時の洗礼を受けても常に名盤として定評があるレコードは特にそうである。



プログレッシヴ・ロックはコンセプトアルバムが多い。
The Dark Side of the Moon と題されたこのレコードの邦題は「狂気」
太陽に照らされた月の裏側を、日常の人間の心の裏側に喩えてそれを
音で表現しようとした。


えてして、プログレッシヴ・ロックと呼ばれる音楽のほとんどは、
楽曲が難解で、自己満足に陥りがちな傾向があるもので、
King Crimson(キング・クリムゾン)とともに、プログレの代表格
としてあがるこのフロイドも例外ではない。
ところが、このレコードは確かにはじめは取っ付きにくいが、
全米No.1「money」などのポップ・チューンも備えつつ、
全体の幻想的な音の統一感を崩すことなく表現することに成功している。
そのため、聴きこむにつれて高揚感が得られるようになる。
特に、「us and them」からeclipse「狂気日食」に至る幻想曲の流れは絶妙である。

また、エンジニアとして定評のあるAlan Persons(アラン・パーソンズ)の手腕や
ヒプノシスによるアートワークなど、話題に事欠かないレコードである。




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